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書家 泉田佑子と書に親しむ仲間たちの展覧会

泉田佑子

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筆人の集い 2024 メイキング
筆人の集い 案内 2024
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2024年 9月14日㈯、9月15日㈰

 

筆人の会 展覧会・ワークショップを開催しました。

​・筆人とお客さんで大きな紙に花、華をテーマに書く

​・1年後の自分への手紙を和紙のハガキを使い作成しました

​みんな  楽しんでたね~

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Works by our teacher
Yuko Izumita

泉田 佑子

I want to contribute to the inheritance of Japanese calligraphy and the emotional education of children.
I feel that the progress that was halted by the Corona pandemic is finally returning.

書の継承、子供たちの情操教育に貢献したい
コロナのパンデミックで止まってしまった歩みが、ようやく戻りつつあるように感じています。

泉田佑子2019-2022

ー 空白のトキ ー

 私にとって、2019年のコロナのパンデミックから2022年は、真っ白にフリーズしたような苦しい時間でした。

 2018年、良寛生誕260年を記念して、長岡市島崎の「良寛の里美術館」で「どんな人の心には花は咲く」というテーマで展覧会をさせていただきました。その折に制作したのが立体キューブ作品の「花は咲く」です。どんな環境にあろうとも、どんな人の心にも必ず花は咲くと信じて、人々の多様性の素晴らしさを様々な花を書くことで表現しました。

 2019年には、ギリシャのアテネ市に行き初の海外ライブを実現させました。意気揚々と帰国すると、コロナのパンデミックが世界中を襲います。全ての道が閉ざされていく絶望感。TOKYO2020オリンピック聖火ランナーに選ばれたものの、オリンピック開催可否の世論に巻き込まれて行く私。ますます心の闇は深まって行きました。

 私ができる唯一のこと、「字を書くことで人々の役に立てることはないのか?」と考え、初めにたどり着いたのは阿弥陀経の写経でした。その後、様々なお経や陀羅尼を書きました。しかし、コロナ禍は続き、息苦しい毎日はいつ終わるのか予想もできません。

 2022年、ロシアのウクライナ侵攻により、いよいよ私の心は闇の極地へ…。

書くことは悪なのではないか?

書くことでは人々が生きることに貢献できないのではないか。

これ以上のゴミはいらない…

と、まぁ、行き着くところまで、行き着いたようにも思えました。

心の闇は更なる闇を深めるものです。こうした「モヤモヤ」が、どうにも収まらない私がいる。夏が過ぎ、社会情勢は益々、複雑な状況となりました。「筆人の集い2022」の展覧会開催にあたり、重い腰を上げる時が来ました。「書家として、今の心の内を記録しておかなくてはならない」という強い使命感にかられました。

 そこで、「破壊と再生」をテーマに、筆を執ることの罪悪感や使命感といった心の葛藤に向き合い、あるがままの私自身を筆に託しました。すべての人々に、明るい未来の扉が開かれることを願っています。

過去展覧会動画

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